Message - メッセージ

代表からのメッセージ

小学校1年生の頃、当時の衛星放送で放映されていたNBAの試合に釘付けになり、マイケル・ジョーダンに憧れてバスケットボールを始めました。しかし、大学卒業とともに、一度バスケットボールからは離れることになります。

そんな私が再びバスケットボールと向き合うきっかけとなったのは、娘がたまたま持ち帰ってきた1枚のチラシでした。それを通じて「宮代ミニバスケットボールスポーツ少年団女子」の存在を知り、2022年頃からコーチとして再びバスケットボールに関わるようになりました。子どもたちと一緒に汗を流すうちに、改めてバスケットボールの楽しさ、スポーツが持つ力、そして何より子どもたちの無限の可能性に気づかせてもらいました。

近年、オリンピックやワールドカップでの日本代表の活躍、B.LEAGUEの盛り上がりもあり、バスケットボールはますます注目を集めています。一方で、子どもたちを取り巻く環境は、私たち保護者世代が経験した「部活が当たり前」の時代から大きく変わりつつあります。スポーツ庁による「部活動改革」が進むなかで、部活動は「誰もが楽しめる場」として存続する一方、より高いレベルを目指す選手には、Bリーグのユースチームやクラブチームなど、新たな選択肢が広がってきました。

しかし、その中間に位置する、「バスケットボールをもっと全力で楽しみたい。でも部活では物足りないし、全国や県上位を目指す強豪レベルのクラブチームは少し敷居が高い」と感じる選手たちの居場所はまだ限られていると感じています。

そこで、宮代ホワイトタイガースは、勝利だけにとらわれず、“その先”の成長を大切にするクラブチーム、として立ち上げました。

一人ひとりの選手が自分の可能性を信じ、全力で楽しみながら次のステージや社会で生きる力を身につけていけるよう、真剣に向き合っていきます。そして選手たちには「全力で楽しみ、なり得る最高の自分を目指す」ことをミッションとして掲げています。

「育成」と聞くと、勝つことを諦めるような印象を持たれることもあります。しかし私たちは、勝つことを目指すからこそ得られる経験や成長を大切にしています。ただ勝利だけを追い求める「勝利至上主義」ではなく、勝利を目指す過程の中で、自分と向き合い、成長していくことこそがスポーツの醍醐味だと考えています。

また、バスケットボールは「習慣のスポーツ」と言われるように、日々の積み重ねが力になります。中学生という貴重な時間をバスケットボールにかけることで、技術だけでなく、主体性、自分ならやれるという根拠ある自信、困難にも立ち向かう力、自律など、人生において大切なものをきっと手にすることができるはずです。

私自身も、選手たちに負けないよう日々学び続け、より良いバスケットボールと価値観を届けられる存在でありたいと考えています。そして、コーチでありながら、一人の人間として、選手たちと共に成長し続けます。

宮代ホワイトタイガースで過ごす時間が、選手たちの未来を豊かにする一歩となることを心から願っています。

皆さんとコートでお会いできる日を楽しみにしています。

宮代ホワイトタイガース 代表・ヘッドコーチ
松本 幸祐

代表・ヘッドコーチ

松本 幸祐 / まつもと こうすけ

JBA公認D級コーチ
JBA公認D級審判
JBA公認 キッズサポーター
1252公認 女子アスリートコンディショニングエキスパート検定 2級
宮代ミニバスケットボールスポーツ少年団女子 アシスタントコーチ

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本業は、企業の組織開発、人材開発を担う人事。元ITエンジニア。